フレーム

テンカラ竿のインプレ(記 2008年?)

*一部 再編

        
1.ダイワ SZテンカラTL 40M
 
  

                      SZテンカラTL 40M

使用年 1995年〜1998年
竿長さ 4m
重さ  72g
調子  5:5調子
振れるレベルライン
   5号 8.5m
   4号 8m  
   3号 7m
   2.5号 6m
 
メーカーの説明によると
長さ6〜8mといった長いテーバーラインを飛ばすために先端部を強く、胴にしなやかさを持たせ、ラインを同調するようにした5:5調子。本流用として仕舞寸法にこだわらず思い切った長継にすることで超細身・超軽量・スムーズな曲がりを実現。
とありました。

メーカーの説明どおりロングラインを使用するのには最適な調子でした。ただし,私は長いレベルラインに向いていると思いました。

 
  

                     SZテンカラFSとSZテンカラTL

1995年ころは,私のテンカラは本流志向でしたので仕舞寸法が長い(96cm)のこの竿を使えましたが,その後,源流へ足が向かいこの竿を使う事がなくなり(持っていけない)ました。今でも8.5m以上のラインで釣る時(川幅が広いバックウォーター)はこの竿を使用します。

私が使ったことある竿の中で一番遠投が出来る竿です。

* 昨年知ったのですが,テンカラの鬼Sさんのお弟子さんを自認する人達にも愛好者がいました。


2.ダイワ SZテンカラTS 45M

   

                     SZテンカラTS45

使用年 1997年(使用回数2回)
長さ  4.5m
重量  89g
振れるレベルライン
   5号 7m
   4号 6.5m
   
メーカーの説明によると
竿いっぱいの長さ(ショート)のテンカラ用テーパーラインで魚が潜むピンポイントに正確に打ち込めるよう開発した7:3調子。連続な打ち返しや細かい誘いの操作もやりやすいよう、胴にやや張りを持たせてあります
とあります。

以前雑誌で,瀬畑さんの愛竿(商品PRのため?)と紹介されていて,その雑誌の中での瀬畑さんのキャスティングの美しさ(ラインの伸びきり様)に憧れ,購入しました。
2回の釣行で使用しましたが,89gの重さで4.5mという長さ。腕および手首がギブアップ。長時間竿を振ることはできませんでした。
敢え無くお蔵入りと相成りました。

ベンチプレスで70kg以上の方(豪腕釣り氏)は,この竿を使えこなせるかも?腕力に自信がある方はぜひチャレンジしてください。

* あっ,そういえば1Qさんはこれと同じ長さのMZ?タイプ使っていました。


3.ダイワ SZテンカラFS40   

  

                        SZ テンカラFS40

使用年 1998年(使用回数5回)
長さ  4m
重量  76g
振れるレベルライン
   5号 7m
   4号 6m
   3号 5.5m


メーカーの説明によると
フィネス(軽くて細い)ライン、すなわちレベルラインや軽めのテーパーラインでも楽々飛ばせるように胴にしなやかさを持たせた6:4調子。スレた魚に絶大の効果がある毛バリによるナチュラルドリフトが容易にできます。


雑誌でダイワのフィールドテスターの片山氏の愛竿ということで購入しました。
この竿も,本流志向から源流へ足が向かった時期なので,仕舞寸法の短い竿を探していました。しかし,6:4調子謳っているこの竿なのですが,ちょー胴調子好みの私には硬すぎで(振った感じがシャープ過ぎ?),うまくラインに力を乗せられなかった(ヘタクソなので投げられない)です。
それと一日竿を振ると疲れました。重さが76gしかないのに?
投げにくいのでどうしても腕に力が入ってしまって,疲れちゃうんですよね。

この竿を購入した時に教訓を得ました。(キャスティング下手のみ)

竿のリミット重量は約70gである。


特に長さが3.6mを超えて,重い竿は一日楽しく竿を振れない。
この竿を購入以降,長い竿を買わなくなりました。

4.パーマーク P95ーHP35

  


                   H95−HP35パーマーク

使用年 1999年〜2003年(購入本数4本)
長さ  3.5m
重量  69g(?)
振れるレベルライン
   4.5号 7m
   4号   6.5m
   3.5号 6m

云わずと知れた本流テンカラの第一人者天野さんの愛竿です。
天野さんは,テーパーラインを使用しているので,この竿もテーパーライン用設計されています。しかし,何を隠そう,この竿はレベルラインにも向いているのです。

調子は5:5の胴調子で,一言でいうと「ベランベランの竿!」です。まさに私好みの竿です。
キャスティング(特にロングライン)の成否は,竿によって,いかにラインに力を加えられるか?です。
胴調子の竿は,先調子の竿に比べて,穂先のスピードが出しにくいのでロングキャスティングに向かないという人もいますが,私はそうは思いません。
胴調子の竿でも,レベルラインの号数と長さがピッタリ合えば,ある程度の長いレベルラインが投げられます。特に私の様にキャスティングが苦手なテンカラ氏にはピッタリの竿でした。

重さ,調子共に満足できる竿でしたが,如何せん丈夫さ(強度)が不足していました。1年ちょっと使うとヘタってきて,ある日突然折れました。そのため同じ竿を4本も買うことに・・・・。

しかし,今でもお気に入りの竿です。(新品1本,使用品1本所有)

5.パーマークP96-HP30

  
    
                      P96−HP30 パーマーク

使用年 2004年〜2005年
長さ  3m
重量  65g
振れるレベルライン
   4.5号 6.5m
   4号   6m
   3.5号 5.5m


この竿も云わずと知れた本流テンカラの第一人者天野さんの愛竿です。
天野さんも,ある雑誌で「竿の長さ3mあれば十分」とおっしゃっておりました。
雑誌等ではいつも3.5m版を使用していましたが,ホントは3m版の方がお気に入りらしいという噂あり。


3m版も3.5m版と同じく調子は5:5の胴調子です。しかし,3m版の方が長さが短い分シャープに感じます。3.5m版のダルな感じが軽減された感じです。

ラインの長さも4号6mがいい感じで振れます。私のメインフィールドの高原川支流の渓谷にはちょうどいい感じです。2005年に経年劣化で折れてしまってから,残念ながら使用する機会はありませんでした。
しかし,先週ヤフオクで新しくこの竿を手に入れたので,来シーズンからはまたこの竿のお世話になりそうな予感です。


6.シマノ 渓峰 LLS33

  

                    渓峰 テンカラLLS33 シマノ

使用年 2006年
長さ  3.3m
重量  62g
振れるレベルライン
   4.5号 7m
   4号   6m
   3.5号 5.5m

メーカーの説明

振りやすく抜群の操作性を誇る軽量設計。LLHは胴のしっかりした先調子。ピンポイントを的確に撃つのに最適です。LLSは少し胴に乗る本調子。キャストのタイミングがとりやすい振り調子で、初心者でもおもしろいように振れます。ともにフロロのレベルラインを好相性です。

云わず知れたテンカラ先生こと,愛知工業大学教授石垣先生設計のテンカラ竿です。「翠渓テンカラEX LL3.6」販売中止後,この竿を待ち望んでいたテンカラファンも多いと思います。

胴調子が好みの私は当然,LLSを選択しました。この竿は,一昨年石垣先生のお宅で先生の手打ち蕎麦いただいた折,「今年の竿は胴調子でいいよ」との誘惑と「来年はバイクで遠山川へ」というお誘いにより購入と相成りました。(想い 一本くらいシマノ持ってないと and テンカラ仲間がシマノが多いから竿良さそう?)
しかし,去年結構使いましたが,未だいい感じで振れません。

いい感じじゃない理由は,この竿で振ると,ラインのループの幅が狭くしか投げられないのです。
ループが狭いとどうしても毛鉤の着水がハードになってしまいます。
私は,「毛鉤の着水はソフトに」を大事にしています。そのため,ある程度のループの幅がないと・・・・・。

それ以外は,重さ・価格・丈夫さ全てが満足できる竿です。
長さについては,3.3mと3.6mがありますが”3.3mの方がいいんじゃないか”と思うのですが・・・・。

7.ダイワ  テンカラ華翔L36SD

  

                   テンカラ華翔L36SD ダイワ

使用年 2006年
長さ  3.6m
重量  65g
振れるレベルライン
   4.5号 7.5m 
   4号   6.5m
   3.5号 6m    2011年・現在8m可能
   3号   7m

メーカーの説明

テンカラ華翔L(カショウ・レベルライン)は竿先のパワーを上げることでロッド全体のパワーを落すこと無く理想的な5:5調子を実現、ダイワ独自のV−ジョイントもともなって、ロッド自体が振った力できれいに曲がり、軽いレベルラインに息を吹き込み狙い通りのポイントに毛バリを運びます。また、竿先の移動距離が大きくなることでタイミングが取り易く、自在にラインスピードの調整が可能です。チューブラー穂先はパワーアップのみならず、穂先のブレを抑え、容易なナチュラルドリフトを手助けします。釣りはもちろん毛バリを操るだけで楽しくなるそんな新しいテンカラ竿です。

この竿は,現在市販の竿の中で最も私の好みに合っていると思います。
胴調子で,竿にパワー(ラインに力を加えやすい)もある。さらに胴調子でありがちな竿のしなりとラインの動きのズレが少ないように感じます。
そのため,ロングラインでのミスキャストが少なくなりました。また,重量が65gのためか一日竿を振ってもあまり疲れません。
最近の本流釣行時は,いつもこの竿を使用しています。

ただ一つの欠点は,昔のダイワのモデルと違い,ちょっと竿の強度が落ちているように感じます。購入してから2回竿の破損(先から2本目と3本目)を経験しました。
製造が国内からインドネシアに移った事によるものか?素材(カーボン・アモルファス・ウィスカー)の構造が変更されたためかはわかりません。

8.パーマークP94-TL32

  

                     P94-TL32 パーマーク

使用年 2000年
長さ  3.2m
重量  59g(?)
振れるレベルライン
   4.5号 6.5m
   4号   6m
   3.5号 5.5m


パーマークのフィールドテスター渡辺博氏の愛竿です。
この竿は,名前からもわかるように(ロングキャスティングアクション)長いライン(テーパーライン用)を投げられるように設計されています。ハイパワー・アクションのH95−HP35(天野さんモデル)をほんの少し先調子にし,竿径全体をほんの少し太く,竿にパワーを持たせた感じです。調子で言えば,胴調子(5.5:4.5調子)って感じでしょうか?

テーパーライン用に設計されていますが,軽いレベルラインもしっかり振れます。基本に忠実なキャスティングを心掛ければ,ハイパワー・アクションのH95−HP35(天野さんモデル)よりもレベルラインに向いているように感じました。
3.2mという長さなので,大淵が多いまたは開けた小渓流で重宝しました。


9.パーマーク P94−TL38
  
    

               品番が読めなくなったP94-TL38 パーマーク

使用年 2000年
長さ  3.8m
重量  63g(?)
振れるレベルライン
   4.5号 7.5m
   4号   7m
   3.5号 6.5m

昔は,3.8m版も愛用していました。本流でのロングラインキャスティングに最適でした。使いすぎて品番が読めなくなっちゃいましたが・・・・・。


*一口メモ修理に関して
パーマークの竿は基本的に修理できない。仮に修理を依頼しても買った以上の金額を請求されます。以前竿尻が折れた(割れた)ため釣具屋さんに修理依頼したら,13000円を請求されました。それに購入後1年の保障もない。無保証です。ちょっと改善しても

9.スズミ 天空テンカラ 渓愚スペシャル3.5PRO

  

                天空テンカラ 渓愚スペシャル3.5PRO スズミ

使用年 2001年
長さ  3.5m
重量  75g
振れたレベルライン
   4.5号 5.5m
   4号   5m
   

この竿も云わずと知れたテンカラ界の重鎮 堀江渓愚氏の愛竿です。

詳細は氏のサイトを参照
渓愚氏のサイト http://www.waw.ne.jp/keigu/dougu0_1.html#1

氏はテンカラ氏の中では珍しくフライライン系のラインを使うテンカラ氏です。そんな氏が開発した竿のためか?私にはレベルラインをまともに飛ばす事が出来ませんでした。
調子で言えば,6.5:3.5調子かな?これぐらい調子なら,なんとか振れそうなんですがうまく振れませんでした。これは私の投げ方に問題がありなんでしょうね。


使用回数は1回のみでお蔵入りでした。

10.郡上テンカラ竹竿

      

                     郡上テンカラ竿
購入年 1995年
長さ  3.6m?
重量  約150g?
振れたレベルライン
   4.5号 4.5m
   

十数年前に,郡上八幡の釣具屋(確か白滝釣具)で購入した郡上テンカラ竿です。
郡上竿は郡上八幡(長良川)の職漁師が使っていたことが有名です。郡上竿の製作者には有名な人も数人いますが,この竿には銘はありません。

竿の調子は,7:3調子くらいでしょうか?竹竿独特のスローな調子です。

    

          郡上竿の特徴 「金属製印籠つなぎ」

郡上竿の特徴は竿のつなぎ目が「金属製の印籠つなぎ」になっていることです。この金属は真鍮?でしょうか?これにはメリット・デメリットがあります。

印籠つなぎのメリット
 ・印籠構造(つなぐ目の両方の径が同じ)のため,竿を細身にできる
 ・宝飾上カッコイイ

金属製のするメリット・デメリット
 ・強度を持たせる事が出来るる
 ・重くなる


フライマンの場合,バンブーロットというジャンルがあり,竹竿を愛用する人も多数存在しますが,テンカラ氏の場合,竹のテンカラ竿を使用する人はほんの少数派です。

私はこの竿を一度も実釣に使用していません。理由はとても振れないからです。
竿は重いし,ラインは飛ばない。諦めました。
もっと軽い竹製テンカラ竿があったら,実釣に使ってみたいです。

11.ダイワ SZテンカラ FS35

  

                     SZ テンカラFS35

使用年 1995年
長さ  3.5m
重量  66g
振れるレベルライン
   5号 6m
   4号 5.5m
   3号 5m


メーカーの説明によると
フィネス(軽くて細い)ライン、すなわちレベルラインや軽めのテーパーラインでも楽々飛ばせるように胴にしなやかさを持たせた6:4調子。スレた魚に絶大の効果がある毛バリによるナチュラルドリフトが容易にできます。

この竿は,ダイワのテンカラSZシリーズで最初に購入した竿です。
短いレベルラインをテンポよく振るのに適した竿の印象です。このときのダイワフィールドテスター片山氏の提唱するレベルラインが5mくらいでナチュラルドリフトにぴったり(まさに設計コンセプトどおり)の調子の竿でした。

特徴としては,この時代のダイワの竿はとにかく丈夫で物の扱いが雑な私にピッタリでした。

12.ダイワ 本流テンカラ35LT

      

                  本流テンカラ35LT ダイワ

使用年 1993年
長さ  3.5m
重量  71g?
振れるレベルライン
   5号 5.5m
   4号 5m
   3号 4.5m


この竿は,テンカラを始めた頃に買った竿です。名前(本流!)からするとロングライン向きの軟調子の竿を想像しますが,この竿の調子は7:3の先調子でした。
この時代のダイワの竿は調子別に,LTとLLの形式が2種類があり,LTはレベルライン・テーパーライン共用,LLはレベルライン専用と分かれていました。
私もこの時代は,テーパーライン派だったのでLTタイプの竿を使ってました。
さらにこの時代のダイワの竿は,源流・渓流・本流と3種類の渓相別に分かれていました。
どのような基準で分かれていたのか?は,覚えていませんが,この本流テンカラ35LTを使う前に,源流テンカラ36LTを使っていました。
長さ3.6mで重量83g?くらいと相当な重さで釣行毎に”手にマメが”出来たのを記憶しています。

13.ダイワ テンカラ華翔L41SD

  
 
                   テンカラ華翔L41SD
購入年 2007年
長さ  4.1m
重量  75g
仕舞寸法 60cm
振れるレベルライン
   4号   7.5m(8mも振れるかも?)
   3.5号 7m
   3号   8m(現在)

メーカーの説明

神業掌握。
軽糸の奇跡。
かつて「神業」と謳われたテンカラ。その神業は、進化したタックルの恩恵により、誰もが掌握できるものに。
掌に伝う微妙なラインテンションを逃すこと無く毛ハリをポイントへ運び、ときには視覚、時には触覚を駆使して渓魚を誘い、あざむく。ひとたびハリに掛ければ電光石火のごとき抜き技をくりだす。神業を容易なものとさせたのは紛れも無くロッドとそれに組み合わされるラインの新化の証なのです。


本流での釣りは,この竿の3.6m版をずっと使っていました。
どちらかと言えば短い竿が好みの私ですが,釣行同行者が長竿愛用者(会社同僚S君とか)なので,「長い竿使ってみようか?」と4.1m版を手に入れました。

竿の調子は,5:5調子でパワーがあり,長さも4.1mあります。まさに「ロングラインを振るための竿」って感じです。昔のダイワSZ テンカラTL40の調子を再現したって印象です。

仕舞寸法は,ダイワSZ テンカラTL40(98cm)と違って,何とか携帯可能な60cmなので,遡行距離の長い本流・源流釣行にも最適です。

竿の重さは75gで腕力のない私でも「なんとか一日中竿を振れるかな?」というレベルです。ただ,竿の長さがあるので,強風時に風の影響を受けやすいです。

ロングラインが必要で,源流釣行(容易に車に帰れないような釣行)には最適な竿です。
私としては,3.2m版があったら即買いかな。


14.シマノ テンカラ渓流ZL

                                            
                       シマノ 渓流TNKARA ZL
購入年  2013年
長さ    3.4〜3.8m
重量    80g
仕舞寸法 70.2cm
振れるレベルライン
    3号   7.2m

メーカーの説明
初心者でもキャストのタイミングをとりやすく、軽いレベルラインを楽に飛ばせる6:4の胴調子モデルです。竿のネジレやブレを抑える「スパイラルX」を新たに導入。狙ったポイントへ正確に毛鉤を打ち込む事が出来ます。竿尻いっぱいに握りこんでも手に新たしい新形状のEVAグリップを採用。34-38の「2WAYズーム」により、あらゆる渓流域を1本でカバーする新たなるテンカラ竿のスタンダードです。

言わずと知れたテンカラ大王こと愛知工業大学教授の石垣氏がデザイン・監修したテンカラ竿です。
仕舞寸法が少し長い事を除けばシマノ史上で最高の出来のテンカラ竿だと思います。

3号8mも難なく投げられました(*^^*)。

15.天龍テンカラ0−38
                                             

    
                         天龍テンカラ0−38

購入年  2012年
長さ    3.8m
重量    60g
仕舞寸法 58cm
振れるレベルライン
    3号   6.5m

メーカーの説明

製造中止品なのでこの竿の特別なコメントはありません。

とにかく軽いので大物が少ない、小渓流用に購入しました。穂先の直径が0.7cmとなっており、ハエ竿のようなテンカラ竿です。振った感じは軽いですが、グリップの剛性感のなさとカウンターバランスが竿尻にあり、私の好みとは少し合いませんでした(_ _。)・・・シュン。


16.パーマーク Dry Tenkara Action 44











                パーマーク Dry Tenkara Action 44

購入年  2012年
長さ    4.4m
重量    6?
仕舞寸法 ?cm
振れるレベルライン
    3号   6.5m

メーカーの説明

メーカーが廃業したためコメントなし

この竿も長さ4.4mと軽さが魅力で購入しましたが・・・・・・・。

17.天龍 風来坊

    

 購入年  2014年
 長さ    3.9m
 重量    71g
 仕舞寸法 58cm
 振れるレベルライン
    3号   8m

メーカーの説明
 レベルラインに体操した調子おパワーを持たせ、源流域から清流域までカバーできる長さで、
 軽い振り込みでピンポイントへの打ち込みが得意な一振り。
 

竿の色が赤で釣っていて目立つこと請け合い。
調子は6:4の総調子で振った感じが軽く、抜けも良い。ワタシ好みの調子です。
天龍の特徴であるカーボン(83%)とグラス(17%)の混合されています。
グラスが含有されているので丈夫と思いましたが、昨夏、何の衝撃も与えていないのに、魚を掛けた瞬間に二箇所が破断しました。原因は不明です。

穂先の径は0.8mmと細めですがパワー不足は感じません。
45cmのネイティブレインボーのパワーにも対応できました。



18.下野 極撰 テンカラ 天 硬中調
 
  

購入年  2015年
 長さ    3.8m
 重量    75g
 仕舞寸法 59cm
 振れるレベルライン
    3号   7.5m

メーカーの説明
 テンカラ名人天野勝利氏監修によるテンカラロッド。本流志向のダイナミックな釣りが楽しめる硬中調
 「天」。
 ぜひ自然の中にとけ込んだヤマメやアマゴを日本古来の釣法であり、全てに対してフェアなテンカラ
 釣りでお楽しみください。


竿の調子は、竿全体が曲がる総調子(6:4〜5:5調子)です。
総調子だと柔らかくて、ベランベランなイメージを持ちますが、この竿はネーミング通り硬調子な仕上がりです。硬調子なのに→総調子という今までに販売されたことが無かった調子の竿です。
ベランベランの竿の調子が好み私ですが、この竿は棒っぽい曲がり方(あくまでもイメージ)をします。この調子が私のようなキャスティングが下手なテンカラ師でも、バックキャストから前振りへのタイミングが取りやすく、ラインパワーを与える事が簡単に出来ます。

 

              ブン・ドン・バンなセクシーなグリップ形状

ライン7.5m+ハリス1mくらいのラインシステムならば、いい感じで投げられました。

竿は渋い色でいかにも和式毛鉤って感じがして好印象です。

もう一本予備竿購入を検討してもよいかも?




19.シマノ本流テンカラNP44



     シマノ本流テンカラNP

メーカーの説明

ロングレベルラインを軽く振り抜く長尺テンカラ竿。
レベルライン釣法の先駆者である石垣尚男氏の監修による本流用テンカラロッドです。ノンズーム&5本継を採用することで細身にし、軽量化と風切り抵抗の軽減を実現しました。スパイラルXによりキャスト精度、取り込み時の安定性ともに高く、長尺でありながらロングレベルラインの長時間にわたるキャストも楽々。しなやかな中に秘められた粘りは大型渓魚の疾走をいなします。

だそうです。


使った印象を一言で言うと

「比類なきキャステング能力」

を持ったテンカラ竿です。

この竿を使えば、キャステイングが苦手な人でも、気持よくラインが伸ばすことができ、テンカラが楽しくなること請け合いです。私が使用したことがある竿の中では一番遠投が出来る竿だと思います。

3号ライン8m+ハリス1.2mでも気持よく投げられました。

ただ、この竿を使い出してから、「合わせ」が上手くいかないことが多くなった?

その理由を自分なり考えてみると

今までは



     これまでのキャスティングとラインの流れ方

キャスティング時に、ライン+ハリス+毛鉤まで伸び方が上記写真のようになっていた。

極端にいうとイメージで表現すると、

フライフィシングでいうロングティペットでの釣りのようなハリスを弛ませた形で釣りみたいなものでしょうか?

沈めるのにハリスやラインを弛めて、流れにのせます。その時にハリスは、弛んで⇒流れなりに流れます。


それに対して本流テンカラNPは



    本流テンカラNPでのキャステングとラインの流れ方

ライン+ハリス+毛鉤がキッチリ伸びて投げられるので、ハリスの弛みの部分が少なく、更に竿を前に倒す角度が水平に近くなったので、ラインやハリスを弛ませにくい。その結果、魚の当たりがダイレクト(直に)にでて、合わせがいままでと違ってしまい、バラシ(合わせられない)が多い。

この現象は、この竿のキャスティング能力がずば抜けて高いため起きる?

キャスティングポジションや毛鉤の流し方をちょっと変える、また、慣れでなんとか修正可能かな?

またこの竿はロングライン(全長9m以上)の投げられる ⇒ 普段のライン7.2m+ハリス1.2mのラインシステムで安定して投げられるのが素晴らしいと思います。

普段、風やバックの障害物等のため、一日中どこでも100%のキャスティングは難しい。
しかし、キャスティング能力が高いこの竿を使えば、安定したキャスティングが一日中可能です。


仕舞寸法が1mということが納得できる方は購入して損はない竿だと思います。









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